狂犬病ワクチンのお話

4月になりましたね!

「狂犬病ワクチン接種のお知らせ」という葉書が、皆様のご自宅に続々と届いているのではないでしょうか。
狂犬病ワクチンは接種が義務付けられているため、言われるがままに打っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、実際に狂犬病とはどんな病気なのでしょう?また、どんなワクチンなのか、ご存知ですか?

今回のテーマは、身近なものだけれど実はよく知らない、狂犬病ワクチンについてです。

△▼狂犬病とは△▼
狂犬病は、狂犬病ウイルスによって発症するウイルス性疾患です。人畜共通感染症で人を含む全ての哺乳類に感染し、感染するとほぼ100%の確率で死に至ります。2013年現在、有効な治療法は発見されていません。
日本では、1957年以降人も犬も国内での感染は起きていませんが、最近では2006年にフィリピンにて犬に咬まれ、帰国後狂犬病を発症した例が報告されています。

狂犬病を発症した動物の唾液中にウイルスが排出されるため、咬まれた際に傷口から唾液が混入して感染するケースが最も多くみられます。

感染すると、悪寒や発熱など風邪のような症状からはじまり、興奮や麻痺などの神経症状へと移行します。また、極端に水を恐れるという特徴的な様子がみられる場合もあります。その後、全身に麻痺が広がり、呼吸不全で死に至ります。

お注射しますよ~

お注射しますよ~

△▼狂犬病ワクチンとは△▼
日本では、1950年に狂犬病予防法により、年1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられました。
制定前は多くの犬が狂犬病に罹っていて、人も感染し死亡していたという背景があり、人への感染を防ぎ人命を守るために犬へのワクチン接種が義務づけられる運びとなりました。
日本の狂犬病ワクチンは、病原性の弱いウイルスを利用した不活化ワクチンです。ワクチン接種により、狂犬病の発症を防ぐことができます。

生後91日以上の犬は、年1回狂犬病ワクチンを接種します。市区町村に畜犬登録をすると、毎年春に集団予防接種の案内が届きます。(実施月は行政により異なります。)この時期に接種すると、登録/注射済証の交付手続きが一度に出来るという利点があります。手続きを代行してくれる動物病院などもあります。
ワクチン接種じたいは、動物病院へ行けば一年中打つことが可能です。

特に子犬や小型犬の場合は、混合ワクチンと狂犬病ワクチンを同時に、または短期間で連続して打つことは身体の負担になる可能性があるので、1ヶ月ずつ間隔をあけての接種を勧める獣医師が多いです。

日本では発症していないなら、接種する必要はないんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれません。本来は、海外から国内へ動物が持ち込まれる場合、検疫を行って狂犬病に罹患していないかチェックします。しかし、検疫には準備やそれに伴う費用、期間が必要です。検疫をくぐり抜けて、無断で持ち込まれる動物がいないとは言い切れませんよね。そして、もしもその動物が狂犬病ウイルスを持っていたら・・・そこから感染が拡大していったら・・・そう考えると、予防の大切さがわかるはずです。

自分の身を、そして大切な我が子の身を守るために、ぜひ狂犬病ワクチンの接種をお願いします!

広告
カテゴリー: 季節のお話 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中